太陽活動データベース

概要

国立天文台、およびその前身の東京大学東京天文台では、太陽活動の指標の長期間にわたる観測を続けてきました。黒点数が多く、フレア爆発が頻繁に起こる時期を活動極大期といい、約11年ごとに巡ってきます。しかしこの周期性は時として乱れることがあり、17世紀には太陽の活動が異常に低く、地球の気候が寒冷な状態が50年以上も続いたことが知られています。このような長期間にわたる太陽の変動のメカニズムを解明するには、継続的・系統的な太陽観測と、データの蓄積が必要です。

現在、左記のデータをオンラインで公開しています。閲覧には制限はありませんが、出版物に掲載する場合には事前にご連絡ください。 本データベースの作成に当たっては、

独立行政法人・日本学術振興会 科学研究費補助金・研究成果公開促進費(データベース) 「太陽活動の長期変動画像データベース」 (平成15、18、19年度)
名古屋大学太陽地球環境研究所 共同観測情報センター・データベース作成共同研究(平成15、16、17、18、19、20年度)
の配分を受けました。

データベースカレンダー


データベース

太陽フレア望遠鏡
観測状況 (1992〜)
各種観測装置
白色光全面観測 連続光・Gバンド全面像(2012〜) 黒点相対数(1929〜)・黒点面積(1998~)
黒点スケッチ (1938〜1998)
極域白斑数値 (1951〜1998)
白色光全面像 (1918〜1998)
白色光全面像 (1998〜)
CaK線全面観測 CaK線全面画像 (2015〜) CaK線全面画像 (1917〜1974)
Hα全面観測 Hα線全面画像 (2011〜) Hα線全面画像 (1949〜2019)
Hα線フレア観測 (1958〜2002)
He 10830Å全面観測 全面画像 (赤外マグネトグラフ 2010〜) 全面画像 (乗鞍25cmコロナグラフ 1991〜1998)
太陽全球磁場 偏光画像 (赤外マグネトグラフ 2010〜) 磁場マップ (STEP 1993〜2011)
活動領域磁場 ベクトル磁場マップ (1992〜2007) ベクトル磁場マップ (岡山 1982〜1995)
活動領域Hα線 Hα線部分画像 (1992〜2007)
5303Åコロナ緑線輝度 測定値 (乗鞍10cmコロナグラフ 1951〜2009)
コロナグラフ撮像観測 コロナ画像 (乗鞍10cmコロナグラフ 1978〜2009)
コロナ画像(中国雲南省に移設後、2013~;中国国家天文台雲南天文台)
STEP/S-RAMPオンライン太陽可視光データ
CAWSESオンライン太陽可視光データ
太陽活動世界資料室 (Quarterly Bulletin on Solar Activity, 大気光)
過去の大面積の黒点群(1874-2016)
国内の様々な地域での観測