国立天文台三鷹キャンパス特別公開 2008/10/25

日震学企画「太陽のなかみをさぐる」編

(以下文責:長島)


太陽のなかみをさぐる にっしんがく

2008年の特別公開での太陽天体プラズマ研究部の企画の中で、 初の試みとして、日震学のコーナーを設けました。 日震学と太陽のダイナミクスをテーマに、 太陽の「音」からなぜ太陽の「中身」がわかるのかを、 実験や体験を通して実感してもらえるよう、工夫しました。

←これは、そのポスターと「太陽の音」の体験コーナーの様子です。

↓熱心な来場者の方々との議論も、盛り上がりました。

太陽の音 たいけんコーナー

太陽の音を聞いてみよう!のコーナーでは、ひのでのデータから作成したスペクトルに 基づいて、可聴域まで16オクターブ上げた「太陽の音」を聞いていただきました。 一時は行列ができるほどの予想外の人出・人気(?)に驚かされました。 「トンネルの中のよう」「何かが燃えている感じ?」など 様々な感想を聞きましたが、中には、怖がって逃げて行ってしまった子も…。

にっしんがく じっけんコーナー

さて、今回の目玉企画は、rotational splitting ローテーショナルスプリッティング の実験。 実験道具は、この、料理用「ボウル」です。 叩くバチは、ドライバーの取っ手をつけたスーパーボウルが最適。

そのまま叩く音と違って、ボウルを回してから叩く音は「うなり」ます! したがって、「音」を聞くだけで、ボウルをたとえ見ていなくても、 回っているか、止まっているか、判別できるはずです。 こういう「音」の違いから、太陽の回転や内部の状態をしらべるのが 日震学の原理です。

このほか、日震学のオリジナル「スタンプ」コーナーも好評でした。
ご来場いただきまして、ありがとうございました!


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