過去の太陽活動 : 2010年、
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2014年12月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。緑線は最近1周期における変動、青線と赤線は最近1周期における北半球(青)と南半球(赤)の変動、点線(黒)は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は極大期を迎えています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルも極大が北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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12月の黒点相対数は90と、最盛期より若干落ちるものの、引き続き今極大期の最大レベルである100近くを維持しています。日毎で見ると、複雑でフレアの活発な活動領域 NOAA 12241, 12242 (図1)が現れてから消えてゆくまでの12月中旬に100を超える数値が集中しました。南北半球別では、北半球が31、南半球が59となり、南半球優勢の状態が続いています。
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2014年11月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。緑線は最近1周期における変動、青線と赤線は最近1周期における北半球(青)と南半球(赤)の変動、点線(黒)は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は極大期を迎えています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルも極大が北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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11月の月間平均黒点相対数は89.1となり、10月(73.5)に比べて約2割強多くなっています。10月は北半球15.3、南半球58.2と南半球が優勢でしたが、11月は北半球34.8、南半球54.3と、相対的に北半球の黒点が増加したようです。11月の南北半球および全体の黒点相対数をグラフ(図1下段)に示します。10月に太陽面上を通過した巨大黒点が太陽を一周回って再び見えるようになったことで、11月中旬に南半球の黒点相対数が増えています。その他の時期においては、南北半球の黒点相対数は概ねバランスが取れていました。
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2014年10月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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10月の黒点相対数は73.70と9月(99.67)よりかなり減少しました。
特に10月8日から11日、17日・18日に北半球の黒点数が0を記録するなど、
黒点数の減少に影響を及ぼしています。
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2014年09月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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9月の黒点相対数は99と、8月に引き続き今極大期の最大レベルである100前後に戻しました。今月は日毎で見ても継続して70程度以上の値を維持しており、安定して活発でした。南北半球別では、北半球が36、南半球が63となり、8月には南北の黒点相対数がほぼ等しくなりましたが、9月は再び南半球優勢に戻しました。フレアの発生数を見ると、X線強度別に、Cクラスが129回、Mクラスが11回、Xクラスが1回と、強い活動性を維持しました。最も多くのフレアを発生させた活動領域は NOAA 12157 (Cクラス32回, Mクラス2回)でしたが、他にも
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2014年08月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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8月の月間平均黒点相対数は92.0と7月に比べて約1割強増加しました。数か月程度の長期的な変動としては、ほぼ横ばいの状態になっています。先月からの黒点相対数の変化を見ると、7月は北半球26.5、南半球47.7と南半球が優勢でしたが、8月は北半球43.1、南半球48.9と、相対的に北半球の黒点が増加したようです。南北半球および全体の黒点相対数をグラフ(図1)に示します。8月初旬までは、北半球に比べて南半球の黒点相対数が圧倒的に多かったのですが、10日以降は大小関係が南北半球で逆転していることがわかります。データがないのは、天候が良くなくて観測できなかった日です。
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2014年07月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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7月の黒点相対数は76.10と6月(79.21)よりやや減少しました。7月上旬は黒点活動が活発で、特に7月8日で黒点相対数は163となり、この日は11群の黒点群が出現しています(図1)。ところがその1週間後の7月16日と17日は無黒点、黒点数0を記録しました(図2)。太陽活動極大期に黒点数が0になるのは非常に珍しいことで、2011年8月15日以来の無黒点日となりました。その後は7月末、南半球に新たな黒点群が出現し、7月29日は黒点相対数が125まで増加しています。 |
2014年06月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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6月の黒点相対数は79と、今回の極大期の最大レベルである100前後を維持していた直近の8ヶ月に対し有意に落ち込みました。活動領域別で見ると、NOAA 12080, 12082, 12085 といった比較的大規模な黒点群(図1)も出現した一方で、中規模から小規模な黒点群の発生も目立ちました。このため、黒点の比較的目立たない日も多く、黒点相対数が100以上の値を示す日数の多かった5月までに対し、趣の異なる太陽となりました。
![]() 図1: 6月8日の太陽黒点画像。(クリックすると大きく表示されます)フレアの発生数を見ると、X線強度別に、Cクラスが132回、Mクラスが16回、Xクラスが3回と、強い活動性を維持しました。多くは、フレアの非常に活発な一つの活動領域 NOAA 12087 にて発生しました(Xクラス3回、Mクラス8回、Cクラス29回)。この活動領域は黒点群としてそれほど大きなものではありませんが、古い活動領域の残骸の中に出現しました。ダークフィラメントを多数含む活動領域でもありました。6月に太陽観測所の太陽フレア望遠鏡が観測した印象的なイベントとして、 6月15日に NOAA 12087 にて発生したフィラメント噴出を紹介します(図2、ムービー)。NOAA 12087 に存在していたダークフィラメントの一つが突然、複雑な運動を伴いながら、膨張、噴出を始めます。ある高さまで噴出した所で、上空に横たわっていたより大きな磁力線群に接触、磁力線のつなぎかえを起こし、フィラメントの形が変化します。その後、ダークフィラメントの密度の高いガスが、新しくつながったであろう幅広い磁力線ループに沿って落下する様子がわかります。最後にもう一例、6月3日にNOAA12077で発生したM1.3のツーリボンフレア を紹介します(図3, ムービー)。 。 ![]() 図2: 6月にフレアの最も活発であった活動領域NOAA12087 にて発生した、フィラメント噴出(クリックすると大きく表示されます)
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2014年05月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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5月の月間平均黒点相対数は102.4と4月(93.08)に比べて約1割増加しました。数か月単位の長期的な変動としては、ほぼ横ばいの状態が続いています。先月は北半球・南半球でほぼ同じ黒点相対数でしたが、今月は基本的に南半球が優勢でした。南北半球および全体の黒点相対数を図1に示します。5月20日以降、北半球には黒点が現れませんでしたが、このように南北どちらかの半球において黒点が現れない状態は、太陽活動極大期にしては珍しいことです。
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2014年04月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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4月の黒点相対数は93.08と3月(109.55)より減少しました。最近6ヶ月で一番少ない月となりましたが、それでも100前後を維持しています。昨年5月以降、南半球が優勢でしたが、今月はほぼ北半球・南半球同数となり、南半球の黒点がゼロとなる日(4月11日)もありました。もっとも黒点が観測されたのは4月17日で黒点相対数は175で、この日は12群の黒点群が出現しています(図1)。
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2014年03月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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3月の太陽活動は、黒点相対数、フレアの活動共に非常に活発でした。黒点相対数は直近の6ヶ月間で継続して100前後の値を推移し、今回の極大期の最大レベルを維持しています。フレアの発生数をX線強度別にまとめると、Cクラスが201回、Mクラスが22回、Xクラスが1回でした。
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2014年02月の太陽活動 バックナンバー
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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2月の太陽活動は、黒点相対数、太陽フレアの活動ともに活発でした。2月の平均黒点相対数は111.3と1月の98.32より増加しました。一番多かったのは2月26日の201で、これは今活動周期最大の黒点相対数です(これまでは2013年11月17日の174)。
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2014年01月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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1月の太陽活動は、黒点相対数、フレアの活動共に非常に活発でした。黒点相対数は、直近の3ヶ月間に引き続き、今回の極大期の最大レベルを維持しました。フレアの発生数をX線強度別に見ると、Cクラスが137回、Mクラスが26回、Xクラスが1回発生しました。
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過去の太陽活動 : 2010年、
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