過去の太陽活動 : 2010年、
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2012年12月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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2012年12月の太陽活動は多くの活動領域が見られたものの比較的静穏だったと言えます。黒点相対数は2012年だけで比較すると最も低い水準でした(2012年の黒点相対数参照)。注視したいのは北半球に比べ南半球の黒点相対数が1/3ほどだったことです。このような傾向は黒点相対数が同様に少なかった2月と似ています。フレアの発生回数はCクラスが40回以上で、少ないとも言えない数でした。
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2012年11月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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11月の太陽活動は活発で、黒点相対数は再び6月から9月のレベルまで戻しています。フレアの活動もまた活発でした。Xクラスのフレアは見られませんでしたが、Mクラスのフレアが13回、Cクラスが100回以上起きています。特に中下旬には順次太陽面上に出現した浮上活動領域(11613, 11618, 11620)がフレアを多数起こしました。
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2012年10月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1年から3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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10月の太陽活動は、黒点相対数は減少したものの、依然活動的な状態が続きました。太陽フレアは、CクラスとMクラスの発生回数は先月とほとんど変わりませんでしたが、Xクラスが3ヶ月ぶりに発生しました。
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2012年09月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1〜3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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9月の太陽活動は先月同様、やや活動的な状態が続きました。黒点相対数(左図参照)も同様で、ここ5カ月ほど横ばいの状態が続いています。フレアの発生回数は、Mクラスが4回、Cクラスが100回以上でした。
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2012年08月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1〜3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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8月の太陽活動は、黒点相対数は7月と変わらないものの、活発な活動領域は少なくフレアの発生回数は7月の半分程度でした。黒点の出現緯度は、7月は南半球に集中していましたが、8月は北半球と南半球で同程度となりました。
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2012年07月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1〜3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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7月の太陽活動は複雑な構造を持つ活動領域が多かったこともあり、フレア活動が活発で、それに伴うCMEやエネルギー陽子の地球への飛来も観測されました。特に南半球では、活動領域11515で7月6日23:01UTにX1.1クラスフレアが発生し、活動領域11520では7月12日15:37UTにX1.4クラスフレアが発生していました。その他、Mクラスフレアが47回発生していました。
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2012年06月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1〜3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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6月の太陽活動は先月に引き続き活発でした。規模の大きなフレアであるMクラスが16回、Cクラスが130回以上起こりました。黒点相対数は、これまで概ね南半球よりも北半球で優勢でしたが、今月はその関係が明らかに逆転し、南半球で優勢になりました。北半球と南半球の太陽活動の遅延は、ここ半世紀続いている現象です(左図参照)。このまま南半球の活動は北半球に数ヵ月から数年遅れてピークを迎え、減衰傾向になると予想されます。このような傾向は太陽活動を駆動する機構を解明するための手がかりになると考えられ、今後とも注目されます。
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2012年05月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1〜3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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5月の太陽活動は前半は黒点相対数が4月から増加し、活発でした。特に5月6日から5月18日に観測されていた活動領域11476は複雑な磁場構造を持っており、累計9回のMクラスフレアが発生していました。これらのMクラスフレアの中には、三鷹太陽フレア望遠鏡で観測されたものもあります。5月6日01:12UTに活動領域11476で観測されたM1.2フレアでは、Hα線のデータから爆発現象と共に発生した彩層におけるガスの噴出が確認できます(ムービーはこちら)。また下の図は三鷹で観測された白色光と光球の視線方向磁場強度による活動領域11476の構造の変化を表しています。この図から活動領域の磁場構造がフレアを起こす複雑な構造から徐々に単純な構造に変化している様子が分かります。
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2012年04月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、緑線と青線は最近1周期における北半球(緑)と南半球(青)の変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。前太陽活動サイクルから今サイクルにかけて極小が深くまた遅れましたが、現在は太陽活動は順調に上昇しています。ここ半世紀にわたって北半球の活動が南半球より1〜3年先行する傾向が続いており、前サイクルでは北半球は2000年初めに極大となった一方、南半球では2002年初頭が極大で、またその後の極小も北半球が2008年初め、南半球が2009年前半でした。今サイクルでも特に異常はなく、現在既に極大に近い北半球に対して南半球は遅れて上昇しているという、全く従来と変わらない傾向が見られます。
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4月の太陽活動は、黒点相対数は先月よりも減少しましたが、変わらずに活発でした。前半は特徴的な活動も少なく比較的静穏でしたが、後半(15日以降)は毎日フレアが発生していました。黒点の数は少なかったものの、活動的な黒点が多く発生したためだと考えられます。
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2012年03月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。今周期においては極小が深くまた遅れましたが、現在太陽活動が回復傾向にあることがわかります。
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3月の太陽活動は、1月に活動的だった領域が太陽の自転に伴って地球側に現われたためか、活発でした。7日には、現在の太陽活動サイクル(サイクル24) で2番目に大きなX5.4フレアが活動領域11429で起こり、地球方向を向いていたため人工衛星などへの障害が懸念されましたが、大きな問題は報告されませんでした。黒点相対数は、2月よりも増加しているものの、ピークを過ぎて減少傾向になっているようです。引き続き今後の傾向が注目されます。
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2012年02月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。今周期においては極小が深くまた遅れましたが、現在太陽活動が回復傾向にあることがわかります。
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2月の太陽活動は、1ヶ月を通じて低調で、フレアはCクラスが29回、Mクラスは1回しか起きませんでした。黒点相対数も先月に続いて減少傾向で1年前の水準にまで下がりました。このまま太陽活動は下がっていくのか、それともまた活発になってくるのか、今後も継続した観測が重要です。
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2012年01月の太陽活動
![]() 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。今周期においては極小が深くまた遅れましたが、現在太陽活動が回復傾向にあることがわかります。
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1月の太陽活動は、北半球が再び優勢となりましたが月平均の黒点相対数では昨年9月以来の少なさでした。一方フレアはCクラスのものが80回以上起こり引き続き活発でした。特に1月中旬北半球に出現した活動領域11401と11402は活発で、23日にはコロナ質量放出(CME)とともに大規模なプロトン現象を起こしたM8.7フレア、さらに27日にはX1.7の大フレアを起こしました。
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