2011年10月の太陽活動

solar cycle

 黒点相対数の変動(13カ月移動平均)。赤線は最近1周期における変動、黒線は過去の周期における変動を極小を揃えてプロットしたもの。今周期においては極小が深くまた遅れましたが、現在太陽活動が回復傾向にあることがわかります。
→ 2011年の黒点相対数

10月の太陽:白色光 Hα線 赤外線偏光

 10月の太陽活動は引き続き活発でした。月平均の黒点相対数は先月と比べると、中旬に多くの黒点群が出現したので、わずかに上回り今年最多でした。Xクラスの大フレアは起こりませんでしたが、Mクラスのフレアが8回、そして123回のCクラスフレアが起こりました。
 太陽フレア望遠鏡太陽全面Hα線像では10月7日に西のリムにあった活動領域11305が起こした噴出現象を観測しました。彩層Hα線中心で撮られた像では、1日中何度もサージと呼ばれるジェット現象が繰り返されました(ムービーはこちら)。また、10月25日には東のリムで背の高いプロミネンスが見られました。このプロミネンスはこの日のうちに徐々に消えて、翌日には見えませんでした。さらに10月29日には西のリムで細く伸びた別のプロミネンスが観測されました。このプロミネンスも翌日には見えなくなっていました。

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2011年10月7日に何度も起こったサージ。左図:広範囲で起こったサージ(00:57UT)。右図:高く上がったサージ(04:59UT)。