黒点群座標のデータは、三鷹キャンパスの第一赤道儀室に設置したカール・ツァイス 20 cm 屈折赤道儀にて行った黒点スケッチ (直径 24 cm) から黒点位置をデジタル二次元座標測定器で読み出して一覧にしたものです。 ファイル名:mtk_spotpos_YYYY.txt (YYYYは年の整数) フォーマット:プレーンテキスト 内容 NO : 三鷹で観測した黒点群の識別番号 [黒点スケッチ (高解像度) 記載の番号に対応] YEAR, MO, DA:観測の年、月、日 HO, MI:観測時刻の時、分 (日本標準時) T:黒点群のチューリッヒ分類 (0=A, 1=AA, 2=B, 3=C, 4=D, 5=E, 6=F, 7=G, 8=H, 9=J)。 AAは、半暗部のない小黒点が複数密集した単極の黒点群。 P:黒点群内のどの位置を測定したものかを表す。1は先行黒点 (群内で最も西側の黒点)、2は後行黒点 (最も東側の黒点)、3は黒点群の (目視で判定した) 中心位置 LAT, LON, CLON:黒点群の緯度、経度、キャリントン経度 備考 1992年4月までのデータは、東京大学の大学院生だったMaspul Aini Kambry氏が測定し彼の博士論文で使用されました。その研究成果は、以下の論文にまとめられています。 Kambry and Nishikawa, Solar Phys., 126, 89, 1990 Kambry et al., Solar Phys., 132, 41, 1991 Yoshimura and Kambry, Solar Phys., 143, 205, 1993 この期間のデータは、黒点の自転速度の研究を目的としていたため、2日以上連続して観測された、子午線からの経度が70°以内の黒点群のみが記録されています。 1992年5月から1998年12月までのデータは、大谷洋子、佐藤貴哉、高橋清一、山崎百合子、萩野正興、青木恭一郎、米嶌和香子 (明星大学) と山内洋平 (総合研究大学院大学/国立天文台) の各氏によって測定されました。この期間は全ての黒点群の位置が記録されています。