乗鞍コロナ観測所 10cmコロナグラフ
口径10cmコロナグラフは1950年に設置され、以来1998年まで、
直視分光器
によりコロナ輝線の輝度を常時観測してきました。観測日は年間約100曰で、
得られたデータ
は世界中のコロナ観測所のデータと共にIAU Quarterly Bulletin on Solar Activityに報告・発表されています。
1996年から2年間をかけて光学系の大改造を行いました。新しいシステム(
NOGIS; Norikura Green-line Imaging System
)では、リオフィルターによる5303Å輝線の
2次元撮像
とドップラー変移の観測が可能となり、感度も眼視観測に比べて格段に向上しています。
論文リスト
10cmコロナグラフによる池谷・関彗星(1965年10月)
10cmコロナグラフの遮光円盤諸元