コロナ観測所 共同利用観測報告書 利用者氏名 :斉藤伸二       所属 :気象庁地震火山部 :山際芳雄 :気象庁地震火山部 : : 観測テーマ:乗鞍岳における火山性地震の発生状況の調査 利用期間:2005年 4月 1日 〜  7月 7日 (観測実施日数98日) 旅費の出所:□ 国立天文台共同利用旅費 □ 国立天文台関係の科学研究費      ■ 利用者自身の負担    □ 観測所職員旅費(国立天文台職員の場合) 使用機器: □ 25cmコロナグラフ  □ G1焦点 □ G2焦点 □ 直接像 □ CCD □ ポラリメータ □ 計算機 ■ その他(持ち込み機器など) 観測の目的、方法、今後の解析方針を簡単に記して下さい。  気象庁では、火山活動の平常時におけるバックグラウンドを把握するため、毎年 対象火山を決めて調査観測を実施しており、平成17年度は乗鞍岳を対象として行 います。  乗鞍岳の火山活動は、山頂から10kmほど離れた地点に配置されている広域の 地震観測網により把握しています。その中で、摩利支天岳付近を震央域とする微小 な地震が確認されていますが、それらが火山性地震であるかどうかは判明していま せん。これらの地震の発生状況を詳細に把握し、乗鞍岳の火山活動状況を評価する ことを目的として地震観測を行います。摩利支天岳の山頂に地震計を設置して観測 データを収集し、広域の地震観測網のデータと合わせて、地震波形の特徴、詳細な 震源、規模等を解析します。 観測所に対する意見、希望など:  親切な対応に感謝申し上げます。