コロナ観測所 共同利用観測報告書 利用者氏名: 塩原匡貴        所属:国立極地研究所      : 矢吹正教          :国立極地研究所      : 小林 拓          :山梨大学 観測テーマ: スカイラジオメータによる自由対流圏エアロゾルの光学観測 利用期間:2005年 7月28日 〜 9月 9日 (観測実施日数 44日) 旅費の出所:■ 国立天文台共同利用旅費 □ 国立天文台関係の科学研究費       ■ 利用者自身の負担    □ 観測所職員旅費(国立天文台職員の場合) 使用機器: □ 25cmコロナグラフ □ G1焦点 □ G2焦点 □ 直接像 □ CCD □ ポラリメータ □ 計算機   ■ その他(持ち込み機器など) (観測の目的、方法、今後の解析方針を簡単に記して下さい。) 未だ観測が不十分であり不明な点が多い自由対流圏エアロゾルの光学特性を 調べることを目的とし、自由対流圏エアロゾルの観測に適した乗鞍岳にて、 スカイラジオメータによるエアロゾルの光学観測を実施した。スカイラジオ メータは太陽直達光および周辺の天空光強度分布を分光測定するもので、 晴天時の観測データからエアロゾルの光学的厚さや粒径分布等の光学情報を 得ることができる。今回は2003年度の共同利用観測に続き、2シーズン目の 観測となり、データの蓄積を図った。7月28日に機器を設置し測定を開始 してから、10月7日の観測終了まで、無人観測により良好な観測データを 取得することができた。ただし、観測期間中の天候の理由により、解析に 使用されうる晴天データは十分ではなかった。これらのデータから測器校正に 適したデータを抜き出して精度の良い測器定数を定める作業を進め、 エアロゾル光学特性の定量解析に用いる。 今後も同一テーマで当観測所を利用する予定がありますか?   ある 観測所に対する意見、希望など: 貴所の協力により観測は順調に行われました