国立天文台・乗鞍コロナ観測所 共同利用観測報告書 利用者氏名: 平山淳           所属 :明星大学        山本哲也               東京大学        山崎百合子              ニュージャージー工科大学        萩野正興               国立天文台 観測テーマ: コロナ輝線の輪郭の高精度観測 利用期間:2003年7月21日 〜 7月26日 (観測実施日数2日) 旅費の出所: ■ 国立天文台共同利用旅費 □ 国立天文台関係の科学研究費 □ 利用者自身の負担 □ 観測所職員旅費(国立天文台職員の場合) 使用機器: ■ 25cmコロナグラフ ■ G1焦点 □ G2焦点 ■ 直接像 ■ CCD □ ポラリメータ ■ 計算機 □ その他(持ち込み機器など) 観測の目的、方法、今後の解析方針を簡単に記して下さい。 コロナの赤色輝線(6374Å)と緑色輝線(5303Å)のスペクトル線のプロファイルを撮り、 ガウス関数からのズレ(特にウィング部の)を測定する。 7月22日は西のリムを赤色輝線で観測した。スリットの高さは40"でスキャンはさせなかった。 露出時間は60秒、80秒、100秒を試した。この日はうす雲がかかりスカイが取れなかったため、 精度良く観測するという目的は達成できなかった。 7月26日は東のリムで赤色及び緑色輝線の観測を行った。スリットの高さは40"をリムから 50ステップ撮像した。赤色輝線の露出時間は80秒。緑色輝線の露出時間は50秒。 この日の観測もうす雲がかかりスカイのデータは取得できなかった。 解析はそれぞれの輝線のプロファイルに対しガウス関数をフィッティングし、ウィング部分 でのズレを測定する。この観測では十分な晴れが必要になるので、しっかり晴れてスカイの 良い時期を選ばなければいけない。