Stanford (August 2007)

渡航先
Stanford, California, USA(Stanford University)
目的
Workshop on Time-Distance Helioseismology and Helioseismic Holographyに出席、口頭発表を行った。
会期
6 Aug 2007 - 09 Aug 2007

(以下文責:長島)


会議の概要

この研究会のメインテーマは「局所的日震学」です。
研究会は30人規模のこじんまりとしたものでしたが、 講演数が絞られている分、一つひとつの講演の時間はたっぷりとあり、 また、特に時間制限があるわけでもなかったため、 白熱した議論をじっくりと行える貴重な機会でした。。 私にとってはこのようなある意味気楽な、ある意味(いくらでも質疑討論を行える分) 厳しい研究会は初めての経験でした。

講演の内容は多岐にわたり、観測データの解析手法に関する議論、、 シミュレーションの結果の議論、さらには今後打ち上げが予定されている 観測衛星の新しい装置に関するものまでありました。 サイエンスターゲットとしても、黒点のようなローカルな構造から、 太陽内部の子午面流や対流層底構造に関する話まで、 広い範囲にわたるものでした。

会場の建物
会場の建物。

日本からの参加者は、関井さんと私(長島)の2人です。 関井さんの講演はひので衛星搭載のSOTでの日震学的研究の現状の紹介、 私自身の講演はひので衛星搭載の可視光・磁場望遠鏡による 黒点振動の観測に関するものでした。 討論も活発に行われ、解析方法に関する提案なども得られたのは大きな収穫でした。

参加者に占める女性の割合は半数には達さないものの それにかなり近い印象を受けました。 本年7月に参加したMelbourneの研究会でも同様の印象でした。


会場。

Stanford 大学


Main Quad付近にて。

日本との時差は16時間。 時差ぼけにも苦労しましたが、 日差しは強いもののからっとした春のような天候で、 酷暑の日本の夏とは比べ物にならないすごしやすさでした。

キャンパスにはヤシの木が並び、また赤い屋根と抜けるような青空の 美しい光景が広がっていました。 構内の書店は非常に本の充実度はもちろんのこと、 Stanford大学グッズがところ狭しと並んでいて圧倒されました。 多くの観光客が訪れていたのも日本の大学との違いを感じました。


マンホールもStanford仕様。

Main Quad 前での記念撮影。

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